マネジメント・グループについて

グループの目的

マネジメント研究の主たる目的は、ある組織や集団がある目標を達成するために、適切なことを適切なときに首尾良く正しく行うためには、一体何を為すべきか?という問いに明確な指針を与えることです。

われわれマネジメント・グループでは、社会基盤施設の整備・管理・運営をはじめとして、自然資源、環境、技術、社会制度、国際関係、不確実性や現代社会における価値の対立など、極めて多種多様な事象を扱いつつ、社会システムをいかに運営するかという課題に取り組んでいます。

教育体制

本グループの特徴は、自らが卒論・修論・博論の研究テーマとして取り組む問題を、自分で考えるプロセスを重視していることです。本グループではまず、毎週金曜日にランチセミナーと呼ばれるゼミを行っています。当ゼミは研究室の全学生を対象に実施され、毎週、順番に担当学生がプレゼンを行う形式で進められます。このプレゼンを通して、発表者自身の問題意識を伝え、他のメンバーとの議論を通じて、「真に何が問題なのか」、「自分は何をすべきか」を見つけるための重要な自己研鑽の場となっています。

また、所属各スタッフによる個別ゼミも開かれています。こちらはランチセミナーに比して小規模となりますが、担当教員を交え、より専門的で密度の濃いディスカッションがなされます。学生の研究テーマや方針、計画等についての詳細な議論もここで行われます。

さらには、本郷地区の学生だけでなく、関連する柏地区(新領域創成科学研究科)の学生も含めた大規模なグループセミナーが年数回開かれています。当ゼミは参加人数も、研究範囲も多岐にわたるため、異なるバックグラウンドを持つ学生同士が刺激を受けあい、グループ内の交流をさらに深めることができる機会になっています。