堀田 昌英

利害対立の下で社会がどのように意思決定を行うのか、またその意思決定プロセスをどのように支援することができるのかを研究しています。国際協力事業の実施にあたっては、異なる立場や異なる物の見方を持った多くの人々が関わることになります。事業の内容や進め方について意見の一致が見られないとき、十分に議論を尽くして全員が合意できる解決策が見つかれば良いのですが、そのような理想的状況は存在しません。現実には元来合意不可能な状況に常に対処しなくてはならなくなります。

社会的意思決定を支援するには様々な方法があります。埋もれている情報を発掘すること、認識の齟齬を発見すること、決め方のルールを考えること、対話の場と媒体をつくること、利害関係者の得失を調整すること、民主的でありながら秩序と統治のメカニズムを構築し、決定を実際に履行できるような体制をつくること。利害錯綜の絡んだ糸をほどくには何が必要なのか。当研究室は意思決定論、Operational Research (OR)、公共選択、政治経済学、地理情報学、論理哲学、応用言語学など様々な関連領域を融合しつつ、その体系化と実践に取り組んでいます。

国際協力学専攻 堀田昌英研究室